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「信頼社会」構築のために尽力しますーライブドア、姉歯事件を巡って

平成18年01月20日

「法律に違反しなければ何をやってもよいのか」
昨年のライブドアの時間外取引を利用した株式取得を見た時の、私の第一印象でした。「法律違反すれすれ」で巨大な企業グループを作ったと言われる堀江氏が、実は「法律違反」そのもので会社を大きくしていたとの疑いが高まっています。検察の捜査が入り、ライブドア関連の株が投げ売り状態となり、それが市場全体に波及して、18日の午後、東京市場が閉鎖を余儀なくされました。株価は19日、反発したからひと安心ですが、それにしても「市場が再
開すればそれでよし」では済まぬ深刻な事態です。
 すなわち、「日本の信用システム」が大きく崩れたのです。ゴキブリが一匹いれば、その周辺に沢山のゴキブリがいる。これをゴキブリ理論と言います。私たちはこれからの捜査をじっくり見守り、ゴキブリを1匹たりとも許さないことが大切なのです。その上で、今もっとも必要なことは、「公正なルール」に則ったシステムの再構築です。罰則の強化を含む証券取引法の見直しが必須と考えます。そもそも、虚偽報告が詐欺罪よりも軽い刑でよいのでしょうか。
 失われた信用秩序を如何に取り戻すか。この問題には官も民もない。官民一体となって、早急に「公正なルール」を実践させるための揺るぎない制度を構築すべきなのです。そのために、私は全力を尽くします。 
 ゴキブリと言えば、マンションの耐震強度偽装事件も見逃せません。
建築確認検査の民営化路線がいけないのだという意見が散見されますが、私はそれ以前に、匠の心を失った、自らの仕事に対する「倫理観」や「誇り」、「矜持」が見えないことに、怒りを通り越して強い失望を感じます。建築は、それに関わる個々の人々の倫理観、職人気質によって支えられてきたと思っていました。それが、ここでもその信用秩序が根底から崩れたのです。関係者の方々によって、失われた信用を取り戻すべく、尽力して欲しいと思います。同時に、強い倫理観、誇り、矜持を持って働く人々を支えるシステムを構築する必要があります。その為に、建築基準法を根本的に見直すことが求められていると考えます。
 繰り返しますが、今、「日本の信用」が問われているのです。マンションの構造と
同様に、「信用の構造」に偽装があってはなりません。私たちは、日本人に本来備わっている筈の仕事に対する「倫理観」「誇り」「矜持」を取り戻し、安心して生きることの出来る信頼社会を作り上げていかなければなりません。
私は「信頼社会」構築のために、これからも全力を尽くして参ります。
 是非とも、皆さんからのご意見を頂きたいと思います。
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