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建築行政システムの再構築が必要です

平成17年12月15日

12月14日、耐震構造計算書を作り変えた姉歯秀次・元1級建築士等に対する証人喚問が、衆院国土交通委員会で行なわれました。今回の事件の実態を知るにつけ、怒りを通り越して、日本人の堕落ぶりに絶望的な気持ちを押さえられません。
  耐震偽装事件が深刻なことは、構造計算書の偽造を、民間の検査機関も行政の確認検査でも見抜けなかったことです。検査とはかけ声だけで、実質的な検査を誰もしていなかった、検査する能力が行政にもなかったことを示したのです。建築基準法は建前だけで、実を伴わない法律になってしま
ったのです。行政の信頼は大きく傷つきました。また、建築士という国家資格を持つ者がその誇りをかなぐり捨てて恥じない姿や、工事現場で不自然さに気がつきながら、見過ごしてきた工事業者や建築士がいたことは悲しむべきことです。国の役割は信用システムを構築し運用することです。被害者の救済と同時に、信頼を失った建築行政システムの再構築が何よりも大切です。