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脱線事故犠牲者の方に、こころよりお悔やみ申し上げます

平成17年04月27日

4月25日に兵庫県尼崎市で起きた「JR福知山線脱線事故」には、ほんとうに大きな衝撃を受けました。このような悲惨な事故で、大切なかけがえのない方の命を失われたご家族やご親族、ご友人が受けたショックは、計り知れないものがあろうかと思います。今はおそらく、どのような言葉も慰めにはならないでしょう。そしてなによりも、今回の事故で犠牲になられた乗客の皆様の無念。こころより哀悼の意を表します。
この度の事故は、負傷者・犠牲者の数の多さもさることながら、事故の異様さにおい
て私には、現代日本社会の深い病巣が露呈したように思われてなりません。
異常とも思えるスピード、運転士と車掌の「口裏合わせ」はもちろん、すでに異常な行動を繰り返していた運転士を勤務に就かせていた会社の管理体制など、信じられない状況です。かつての「誇り高き国鉄マン」の気概は、どこかに消え失せたのか。昔の勇姿を知るものとしては、大変残念ですが、どこか土台の部分が歪み、ゆるんでしまっているとしか思えないのです。
手元の1ミリの「ずれ」も、先に行くと何倍、何十倍にも拡大します。この事故は、一例に過ぎないとも言えます。日本社会の根底にあった筈の「信頼性」が、微妙にずれ始め、大きく揺らいでいるように思えます。
私が怖いと思うのは、こうした歪み、ずれ、ゆるみに起因する事故が、最近とみに増えているように見えることなのです。こ
うした事故が増加した原因は、日本人本来が持つ正確さ、几帳面さ、真面目さといった徳目が、失われて来ているためではないか。
今こそ我々は、日本の正しい姿である「信頼社会」「信頼国家」を再構築して行かねばなりません。
そのために、何が出来るのか。私自身、「凛として美しい国家作り」を提唱しておりますが、皆さんとともに考え、行動して行きたいと思います。ぜひとも、皆さんからの建設的なご意見を頂戴したいと思う次第です。
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